錆切予備研磨について

 

 

 

  錆切予備研磨は完全な錆身を研磨する際にお客様のリスクを最低限に抑える為に当工房がご用意させていただいている研磨です。

 

 金剛砥#180などの荒砥のみ使用し、刃紋が元から先まで通っているか否か、疵の有無などを確認するのが目的です。

 ・ 精密な整形までは行いませんが棟、鎬地などの錆切りも行います。

 

 ・ ”研磨実演”の金剛砥の項目をご参照下さい。

 

 ・ もし、匂い切れで刃紋が確認されない、刃切れや烏口など、致命的な欠点が発見された 場合、金剛砥の段階で研磨を終了となります。これによってお客様は錆切予備研磨料金のみのご負担となります。

 

 ・ 匂い切れや疵が発見されなかった場合はそのままお預かりして最後まで仕上げる事も可能ですし、錆切り研磨のみで一旦終了、ご返送し、後日改めて研磨のご依頼をされる事も可能です。

 

 ・ 往復の送料はお客様のご負担となります。そのままお預かりし仕上げまで行う場合はこの限りではありません)

 

 ・ 荒砥段階でお返しとなる場合は、一粒の荒砥粒も残らぬよう刀身は完全に清めてお返しいたします。

 

 ・ 錆切予備研磨からの白鞘製作、ハバキ製作はお引き受けできません。     

 

 ・  錆切予備研磨は錆刀の研磨ご依頼の必須項目ではなくあくまでお客様のご希望による研磨種類です。

  錆切予備研磨なしでの通常研磨は整形研磨(寸9000円)となります。   

           

 ・ 格安研磨でのご依頼は承っておりませんのでご理解ご承知置きのほどお願い致します。

(錆切予備研磨は美術研磨を前提とした荒砥工程研磨です。なお、格安研磨相当の錆切研磨はお取り扱いしておりません)  

 

  地刃が完全に見えない錆刀の研磨をご検討の際、是非当工房の錆切予備研磨をお試しくださいませ。

 

 注: 地刃不明の完全な錆身が対象です。

 そのままお預かりして仕上げまで行う場合、錆切予備研磨料金ではなく、整形研磨としての扱いとなり、料金は整形研磨となります。

               

 

お問い合わせは togishi@s6.dion.ne.jp まで

 

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